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不動産担保ローン情報ブログ

気になる事例

不動産担保ローンを利用検討中・利用中の方に、貸金業法第24条の40の規定に基づく講習の
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一括繰り上げ返済日の注意点

一括繰り上げ返済日の注意点
ローン会社や銀行、その他金融機関で不動産担保ローンを融資利用中の資金需要者が、他のローン会社の不動産担保借り換えローンを利用して融資金残債務を一括繰り上げ返済する際の注意点を解説していきます。

一括繰り上げ返済の条件

不動産担保ローンを銀行やローン会社、ノンバンクで融資利用していて、他のローン会社への借り換えや親族の援助、自己資金等により借金の一括繰り上げ返済をする場合、銀行やローン会社によって返済違約金を請求されたり、返済日数に条件を付けるローン会社があります。
ローン会社と締結した金銭消費貸借契約書にローンの一括返済を申し込む際の条件やルールが記載されており、例えば融資金を繰り上げて一括弁済する場合は何日以上前にローン会社へ来店、融資解約申し込みして、債権者であるローン会社の承諾を得ないと一括繰り上げ返済を受け付けないという契約を締結していることもあります。

一括繰り上げ返済日までの解約日数

ローン会社や銀行で融資利用している不動産担保ローンが延滞していて遅延損害金が発生していても、一括繰り上げ返済の解約日数を早めたり免除してもらうことは担保権抹消書類の作成手続きや、不動産担保ローン解約手続きの承認を得る社内稟議の関係で返済延滞していても通常は2週間ほどの日数を要し、延滞しているローン会社や銀行の融資金を完済するまで延滞金、遅延損害金の計算は止まらず一括繰り上げ返済の解約金に遅延金が上乗せされるので注意が必要です。
通常の不動産担保ローンであれば最短で3営業日で融資実行は可能ですが、不動産担保借り換えローンは借り換え先ローン会社の契約内容や社内ルールの影響で担保融資実行まで時間が掛かります。

一括繰り上げ返済のための融資相談

ローン会社の中には一括繰り上げ返済に解約違約金を徴収しなかったり、不動産担保ローンの一括繰り上げ返済時に必要な担保権抹消書類の作成を早急に手配してくれる一括繰り上げ返済に協力的なローン会社もいますので、返済延滞が長期間続いて遅延損害金が日数経過ごとに増えている資金需要者の方は、まずはご自身が契約締結しているローン内容をしっかり把握し、1日でも早く借り換え先ローン会社に不動産担保融資相談して一括繰り上げ返済日を確定させましょう。
一括繰り上げ返済日を確定させるための借り換え先金融機関への融資解約申し込み方法や、担保権抹消書類の手配や受け渡し方法、一括繰り上げ返済金の支払方法や振込口座等、一括繰り上げ返済に必要な手続きや注意点は融資担当者と密にヒアリングして1日でも早い一括繰り上げ返済日を決めましょう。

気になる事例VOL・344 は北海道札幌市在住の新庄様。57歳の男性で、札幌市内で建設業を営む法人経営者の方です。
延滞している住宅ローンの借り換え資金と事業資金として25年長期返済型、元利均等返済方式で1500万円の不動産担保融資希望です。



不動産担保ローン審査対象物件は土地80坪、建物木造2階建てで平成15年新築です。
新庄様のご家族が居住用不動産として現在利用中です。
銀行住宅ローンが第1抵当権設定されていて融資金残債務が800万円あります。
住宅ローンが半年間延滞中ですが、税金未納はありません。


不動産担保ローン審査対象物件は北海道札幌市白石区南郷通、地下鉄東西線白石駅より徒歩で約10分の第1種中高層住居専用地域に位置し、近隣の不動産売買取引相場は平均して坪30万~40万円前後です。
白石駅近辺は白石区役所を中心に大小商店が軒を連ねる活気ある住宅街です。
交通アクセスも地下鉄東西線、函館本線と複数路線が利用可能で利便性は高いです。
担保査定としては普通の住宅地です。
よって土地坪数80坪、土地坪単価30万円、総額2400万円と不動産担保査定評価しました。
銀行住宅ローン残債務800万円を一括繰り上げ返済して、第1抵当順位から1500万円の不動産担保ローンを融資実行しても不動産担保融資掛け目6割強と融資上限金額以内で問題ありません。


札幌市内で建設業を営む新庄様は経営悪化とともに住宅ローンも延滞するようになります。メインバンクA銀行へ融資相談しますが、住宅ローンの延滞履歴が影響して融資審査が否決されます。困った新庄様はローン会社B社へ住宅ローンの借り換えも含めた不動産担保ローン相談します。融資担当者から第1抵当順位からの不動産担保ローンに問題は無いと告げられ正式に不動産担保ローン申し込みします。不動産現地調査、必要書類の提出、社内融資稟議、融資稟議可決、銀行へ一括繰り上げ返済の申し込み、融資事前説明、金銭消費貸借契約書の締結を経て後日、融資金額1500万円、貸出金利6%、返済年数25年、毎月々9万7000円お支払い、返済総額2900万円という内容の不動産担保ローンが融資実行となりました。
一括繰り上げ返済日の注意点に関してのまとめです。

・不動産担保ローンを銀行やローン会社で融資利用していて、他のローン会社への借り換えや親族の援助、自己資金により借金一括繰り上げ返済をする場合、銀行やローン会社によって返済違約金を請求されたり、返済日数に条件を付けるローン会社がある。
・ローン会社の不動産担保ローンが延滞していて遅延損害金が発生していても、一括繰り上げ返済の解約日数を早めることは担保権抹消書類の作成手続き、解約手続きの承認を得る社内稟議の関係で返済延滞していても通常は2週間ほどの日数を要する。
・ローン会社の中には一括繰り上げ返済に解約違約金を徴収しなかったり、一括繰り上げ返済時に必要な担保権抹消書類の作成を早急に手配してくれるローン会社もいるので、返済延滞で遅延損害金が増えている資金需要者は、自身が契約締結しているローン内容をしっかり把握し、借り換え先ローン会社に担保融資相談して一括繰り上げ返済日を確定させよう。

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