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不動産担保ローンはいくら借りられるか?限度額の解説
2023/10/7 不動産担保ローンの融資上限金額、限度額はいくらなのかという担保融資相談を資金需要者から受けることがありますが、不動産担保ローンの限度額、融資上限金額は担保不動産の使用状況や担保権設定の有無、担保不動産のエリアや地域、不動産担保ローン利用の目的等によって不動産担保ローンでいくら借りられるか、限度額はいくらになるのかが変わっていきますので、当コラムでは不動産担保ローンの融資利用目的ごとの融資上限金額、限度額について詳しく解説していきます。自宅を担保にした場合の不動産担保ローン限度額
不動産担保ローンを自営業者や法人経営者、会社員や無職の方がご自身が所有する自宅を不動産担保にして融資利用する場合で、個人自営業者や法人経営者が主債務者として不動産担保ローン利用するケースでは、不動産担保ローンの限度額、融資上限金額は不動産査定評価金額の70%から75%が融資限度額の目安となります。不動産担保ローンを会社員や無職の方が自宅を担保にして融資利用する場合は、不動産査定評価金額に関わらず総量規制の影響を受けて源泉徴収票や給与明細書、年金通知書といった表に出る年収の3分の1の金額が不動産担保ローンの融資限度額となります。
ただし会社員や無職の方が新規事業を立ち上げて新規事業予定者となれば、自営業者と同等に不動産査定評価金額の75%が不動産担保融資限度額となります。
先順位担保権設定がある場合の担保ローン限度額
担保不動産に抵当権や根抵当権といった担保権が設定されていて先順位担保権の後順位である第2抵当権設定、第3抵当順位から不動産担保ローン融資を受ける場合の融資上限金額、限度額は先順位担保権者のローン残債務に大きな影響を受けます。ローン会社が第2抵当権設定で担保融資の限度額を算出する方法は、第1抵当権者のローン残債務に2年分の想定遅延損害金を上乗せして不動産査定評価金額から減算し、算出された金額の70%前後が第2抵当順位からの不動産担保ローンの融資限度額となります。
不動産買取再販業者への担保ローン融資限度額
不動産業者や宅建業者が不動産買取再販目的で不動産を購入する場合の不動産担保ローン融資上限金額、融資限度額は、不動産を買い取った後の再販先である買主が既に決まっていて買付証明書も添付できる状態にあるケースでは、不動産買取再販の出口戦略が確立されていて不良債権化するリスクが少ないため不動産売買金額の満額に近い90%が不動産担保ローンの融資限度額、融資上限金額となります。ローン会社の不動産担保ローン融資限度額は担保不動産の性質や主債務者の属性、不動産担保ローン利用の目的等によって不動産担保融資掛け目や融資上限金額が変動することもありますので、資金需要のあるお客様はお気軽に不動産担保融資相談してみてください。
気になる事例VOL・339 は北海道札幌市在住の後藤田様。50歳の男性で、札幌市内でコンサルタント業を経営する個人自営業者の方です。
自宅を担保に事業資金として20年長期返済型、元利均等返済方式で1000万円の不動産担保融資希望です。
不動産担保ローン審査対象物件は土地60坪、建物木造2階建てで平成10年新築です。
後藤田様ご家族が居住用不動産として現在利用中です。
住宅ローン等の担保権設定も無く、税金未納もありません。
不動産担保ローン審査対象物件は北海道札幌市白石区、JR函館本線白石駅より徒歩で約15分の第1種中高層住居専用地域に位置し、近隣の不動産売買取引金額は平均して坪30~40万円前後です。
白石駅近辺は大きな建物も無く、子育てのし易い閑静な住宅街です。
交通アクセスも札幌駅まで20分以内と利便性があります。
担保査定としては普通の住宅地です。
よって土地坪数60坪、土地坪単価30万円、総額1800万円と不動産担保査定評価しました。
担保権設定も無く、第1抵当順位から1000万円の不動産担保ローンを融資実行しても不動産担保融資掛け目6割弱と融資上限金額以内で問題ありません。
札幌市内でコンサルタント業を営む後藤田様は事業資金を調達しようとメインバンクへ融資相談しますが、前期の確定申告の内容が悪いことを理由に融資否決されます。困った後藤田様はローン会社へ不動産担保ローン相談します。不動産机上査定で融資に問題がない事を告げられた後藤田様は正式に不動産担保ローン申し込みします。不動産現地調査、必要書類の提出、事業計画書の提出、社内融資稟議、融資稟議可決、事前融資説明、金銭消費貸借契約書の締結を経て後日、融資金額1000万円、貸出金利6%、返済年数20年、毎月々7万2000円お支払い、返済総額1720万円という内容の不動産担保ローンが融資実行となりました。
・不動産担保ローンの限度額はいくらなのかという融資相談を受けることがあるが、ローン限度額は担保不動産の使用状況や担保権設定の有無、担保不動産のエリア、担保ローン利用の目的によって不動産担保ローン限度額はいくらになるのかが変わっていくので、当コラムで不動産担保ローンの融資利用目的ごとの融資限度額について詳しく解説する。
・不動産担保ローンを自営業者や法人経営者、会社員が自宅を不動産担保にして融資利用する場合で、個人自営業者や法人経営者が主債務者として不動産担保ローン利用するケースでは、不動産担保ローンの限度額、融資上限金額は不動産査定評価金額の70%から75%が融資限度額の目安となる。
・不動産業者が買取再販目的で不動産を購入する場合の不動産担保ローン融資限度額は、再販先である買主が既に決まっていて買付証明書も添付できるケースでは、買取再販の出口戦略が確立されていて不良債権化するリスクが少ないため不動産売買金額の満額に近い90%が不動産担保ローンの融資限度額となる。
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不動産担保ローンの色々なケースを事例を元にブログ形式でご紹介。
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