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不動産担保ローン情報ブログ
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持ち分融資での共有持分割合の重要性
2022/12/10 不動産担保ローンを資金需要者ご自身が所有する持ち分のみで担保融資を進める場合、所有権での不動産担保ローン利用よりも持ち分融資を取り扱うローン会社が少なく、持ち分ローンを取り扱うローン会社自体の融資審査ハードルが融資条件面を含めて高いですが、共有者との不動産所有の持分割合が多ければ所有権での不動産担保ローン利用と変わらない不動産担保ローンを融資利用することが可能です。持分割合によって所有権融資と同等の融資条件
担保不動産を親や子供、親族、夫婦等の共有名義で所有していて、妻や夫に内緒で融資を受けたい、親が高齢で心配を掛けたくない、子供が未成年者で契約行為が出来ない等々、共有者を不動産担保融資契約から除外した持ち分融資、持ち分ローンを希望される資金需要者は多くいらっしゃいますが、資金需要者が所有する共有者との持分割合が10分の8以上所有している場合は、ローン会社によりますが不動産担保ローンの所有権での融資と同等の不動産担保評価で融資上限金額を算出でき、所有権での融資と同等の低金利なローン条件で不動案担保ローンを利用することが出来ます。持ち分融資は持分割合の比率を重視
不動産担保ローンで持ち分融資を取り扱うローン会社でも共有者との持分割合が最低でも3分の1以上所有していなかったり、担保不動産に流通性や不動産評価価値が無ければ、持ち分融資を利用することが難しくなります。土地と建物もそれぞれ共有名義で所有している場合で、稀に土地の共有持分割合と建物の共有持分割合が異なるケースもありますが、例えば資金需要者が建物を単独所有で所有していて土地は奥様との共有名義で2分の1ずつ所有している場合や、土地は資金需要者の単独所有で建物が奥様との共有で2分の1ずつの持ち分所有のケースと、共有名義の持分割合や所有権登記には様々なケースがあります。
土地を単独所有していても建物が共有持分名義で共有者の持分割合が多いと、土地は底地扱いとなりローン会社の持ち分融資を受けられないケースもありますので注意が必要です。
ローン会社の持ち分融資は様々な持分割合に対応
不動産の所有権が共有名義で共有持分割合が資金需要者が10分の8で共有者が10分の2だった場合は、資金需要者の共有持分割合が8割ありますので金利面や融資上限金額計算ではローン会社によりますが、不動産担保ローンの所有権融資と同等の融資条件で金銭消費貸借契約を締結することが出来ます。共有者が未成年で法律的に協力出来ない、共有名義人が病気で契約行為に立ち会えない、不動産担保ローンを融資利用することを共有者である妻に説明できない、といった共有名義人を物上保証人に立てることが不可能な資金需要者は不動産持ち分融資を取り扱うローン会社へ融資相談してみてください。
共有持分割合の持ち分比率にもよりますが、資金需要者の持分割合が多ければ、通常の持ち分ローンとは違った融資条件での不動産担保ローンのご案内が出来ます。
気になる事例VOL・330 は大阪府大阪市旭区在住の吉永様。49歳の男性で大阪市内で飲食店を経営する自営業者の方です。
ご自身が所有する自宅の持ち分融資で20年長期返済型、元利均等返済方式で500万円の不動産担保融資希望です。
不動産担保ローン審査対象物件は土地20坪、建物木造3階建てで平成15年新築です。
吉永様ご家族が居住用不動産として現在利用中です。
銀行住宅ローンが第1抵当権で設定されていて、融資金残債務は300万円あります。
住宅ローン返済滞納や税金未納はありません。
不動産担保ローン審査対象物件は大阪府大阪市旭区今市、京阪本線滝井駅より徒歩で約10分の第2種中高層住居専用地域に位置し、近隣の不動産売買取引相場は平均して坪70~80万円前後です。
滝井駅近辺は大手スーパーのライフを中心に大小商店が軒を連ねる、買い物等に不便の無い住宅地です。
交通アクセスも京阪本線、地下鉄谷町線と複数路線が利用可能で便利です。
担保査定としては中級の住宅地です。
よって土地坪数20坪、土地坪単価70万円、総額1400万円と不動産担保査定評価しました。
銀行住宅ローン残債務300万円に2年分の想定遅延損害金を加算して、2番抵当順位から500万円の不動産担保ローンを融資実行しても不動産担保融資掛け目6割強と融資上限金額以内で問題ありません。
大阪市内で飲食店を営む吉永様は事業運転資金捻出のためにメインバンクへ融資相談しますが、不動産の持ち分融資は取り扱っていないと融資審査が否決されます。困った吉永様はローン会社へ持ち分融資の相談をします。融資担当者から持ち分融資ではあるが持分割合が8割あることで所有権での不動産担保ローンと同等の融資条件で融資可能と回答されたため、正式にローン申し込みします。不動産現地調査、必要書類の提出、事業計画書の作成、社内融資稟議、融資審査可決、事前融資説明、金銭消費貸借契約書の締結を経て後日、融資金額500万円、貸出金利8%、返済年数20年、毎月々4万2000円お支払い、返済総額1004万円という内容の不動産担保ローンが融資実行となりました。
・資金需要者ご自身が所有する持ち分のみで担保融資を進める場合、所有権での担保ローン利用よりも持ち分融資を取り扱うローン会社が少なく、持ち分ローンを取り扱うローン会社自体の融資審査ハードルが融資条件面を含めて高いが、不動産所有の持分割合が多ければ所有権での不動産担保ローン利用と変わらない不動産担保ローンを融資利用することが可能。
・資金需要者が所有する共有者との持分割合が10分の8以上所有している場合、ローン会社によるが不動産担保ローンの所有権融資と同等の不動産評価で融資上限金額を算出でき、所有権融資と同等のローン条件で不動案担保ローンを利用することが出来る。
・共有者が未成年で法律的に協力出来ない、共有名義人が病気で契約行為に立ち会えない、不動産担保ローンを融資利用することを共有者である妻に説明できない、といった共有名義人を物上保証人に立てることが不可能な資金需要者は不動産持ち分融資を取り扱うローン会社へ融資相談することを勧める。
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不動産担保ローンの色々なケースを事例を元にブログ形式でご紹介。
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各記事で審査の基準や流れ、資金使途に応じた金利や支払い総額、担保不動産の評価額が
貸金業務取扱主任者登録のABCサニースタッフより解説されています。
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