親の土地を担保ローン利用する条件

2021/6/12 親の土地を担保にしてお金を借りる、不動産担保ローン利用する条件やポイントを解説していきます。

資金需要者がまとまったお金を借りるには不動産担保ローンを利用するのが一般的ですが、資金需要者が不動産を所有していない場合は親の土地を担保にして不動産担保ローン利用でお金を借りることが出来ます。
親の土地を担保にしてお金を借りる場合は、お父様やお母様といった親が土地を担保にお金を借りても良いという了解を得る必要はありますが、不動産を所有していない資金需要者が親の土地を担保にお金を借りることは決して珍しいことではありません。

資金需要者が自宅や土地等の不動産を所有していても、住宅ローンが残っていて所有不動産に担保余力が無ければ不動産担保ローン利用でお金を借りることは出来ません。
しかし親が土地や自宅を所有していて親の土地に十分な担保余力があれば、資金需要者は親の土地や実家を担保にお金を借りる、不動産担保ローンを融資利用することは可能です。

親の土地を担保にローン会社から不動産担保ローンでお金を借りる場合、親が所有する自宅や土地の固定資産税をしっかり納税しているかが不動産担保ローン成約のポイントとなります。
資金需要者が親の土地を担保にしてローン会社からお金を借りる際に、資金需要者個人の税金納税状況ももちろんチェックされますが、ローン会社が重要視するのは担保不動産として提供される親の自宅や土地に対しての税金納税状況です。
親の土地を担保にしてローン会社から不動産担保ローン利用でお金を借りるにしても、親が所有している自宅や土地の固定資産税を滞納していれば、ローン会社は不動産担保ローン融資実行時に滞納している税金を融資金から優先的に納税することを担保融資実行の条件とします。
資金需要者が親の土地を担保にお金を借りる際には、親の自宅や土地に掛かる税金の納税状況を把握することが大事で、親の土地に税金滞納がある場合は税金滞納金を融資金額に上乗せして不動産担保ローン利用しましょう。

親が自己所有する自宅や土地を担保に不動産担保ローンでお金を借りる、親が高齢で老後資金を捻出するために親の土地を担保にお金を借りる、という不動産担保ローン相談で、親が直接ローン会社からお金を借りたいけど高齢がネックとなる場合は、親の息子や娘が主債務者となって親の土地を担保にお金を借りることも出来ます。
親の土地を担保に不動産担保ローンでお金を借りる際に、親が高齢で相続人となる方が複数人いる場合は法定相続人の過半数の了解が必要となるケースがありますので、高齢な親が所有する土地を担保にお金を借りる資金需要者はご家族としっかり話し合うことを勧めます。

気になる事例VOL・318　は北海道札幌市在住の清水様。45歳の男性で、札幌市内で運送業を営む個人自営業者の方です。
親の土地を担保に事業資金として20年長期返済型、元利均等返済方式で1000万円の不動産担保融資希望です。
親の土地を担保ローン利用する条件についてのまとめです。

・資金需要者がまとまったお金を借りるには不動産担保ローンを利用するのが一般的だが、資金需要者が不動産を所有していない場合は親の土地を担保にして不動産担保ローン利用でお金を借りることが出来る。
・資金需要者が自宅や土地等の不動産を所有していても、住宅ローンが残っていて担保余力が無ければ不動産担保ローン利用でお金を借りることは出来ないが、親が土地や自宅を所有していて親の土地に担保余力があれば、資金需要者は親の土地や実家を担保にお金を借りる、不動産担保ローンを融資利用することは可能。
・親が所有する自宅や土地を担保に不動産担保ローンでお金を借りる、親が高齢で老後資金を捻出するために親の土地を担保にお金を借りる、という不動産担保ローン相談で、親が直接ローン会社からお金を借りたいけど高齢がネックとなる場合、親の息子や娘が主債務者となって親の土地を担保にお金を借りることも出来る。