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不動産担保ローン情報ブログ

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リフォームローンで不動産管理業開業

リフォームローンで不動産管理業開業

不動産担保ローンを融資利用する際には貸金業社それぞれの融資審査基準をクリアすることが条件ですが、資金需要者が無職で表に出る収入が全く無いという状態では担保不動産に担保余力が充分にあったとしても不動産担保ローンを融資利用することは非常に難しく、融資審査ハードルもかなり高いです。

担保余力に余裕のある不動産を所有していても不動産所有者が無職の状態ですと、毎月々の返済額に対する返済原資が見込めないため、ほとんどの貸金業者は事前審査段階で審査棄却します。
不動産担保ローンを融資利用するために企業への再就職やパート、アルバイトを開始しても、給与明細書2~3カ月分を担保融資審査の必須必要書類としているノンバンクも存在しますので、急な資金の必要性を要する資金需要者は時間的拘束を理由に不動産担保融資自体を諦めてしまうケースもあります。

無職の方や再就職して間もない方でも空家状態の不動産を所有していて、その空家不動産を収益物件化して不動産管理業を開業するという事業計画であれば、ノンバンクやローン会社の不動産担保ローン融資審査は通りやすくなります。
現在は無収入の状態でも所有する空家不動産をリフォームして収益物件化すれば、賃料収入という安定した返済原資が見込めるため、ノンバンクやローン会社は不動産管理業を新規で開業するための新規開業資金として資金需要者に不動産担保ローンを融資利用してもらうことが可能となります。

空家ではなく更地の不動産を所有している場合でも、更地を駐車場や資材置き場等の収益物件化することでノンバンクの不動産担保ローンを利用することが可能ですので、無職で収入が無い、再就職したばかりで給与明細書が出ない等の理由で担保融資否決された資金需要者は諦めずに担保ローン相談してみてください。

気になる事例VOL・195 は東京都国分寺市在住の近藤様。60歳の男性で、定年退職した後は無職の方です。
空家不動産を収益物件化するためのリフォーム資金、カードローン、カーローンおまとめ資金として15年長期返済型、元利均等返済方式で1000万円の不動産担保融資希望です。

不動産担保ローン審査対象物件は土地25坪、建物木造2階建てで昭和50年新築です。
近藤様のご実家で、現在は空家状態です。
住宅ローンも完済していて現在は抵当権等の担保権設定はありません。税金未納もありません。

不動産担保ローン審査対象物件は東京都国分寺市高木町、JR中央線国立駅より徒歩で約15分の第2種低層住居専用地域に位置し、近隣の不動産売買取引相場は平均して坪110~120万円前後です。
国立駅近辺には大手スーパーや銀行、有名大学等があり、生活環境は非常に良好です。
交通アクセスもJR中央線で新宿や東京駅まで乗り換え無しでアクセス出来、都心通勤族に人気の高い住宅エリアです。
担保査定としては中級~高級程度の住宅地です。
よって土地坪数25坪、土地坪単価110万円、総額2750万円と不動産担保査定評価しました。
建物をリフォームして、貸家として賃貸すれば月額25万円の家賃収入が見込めると査定されました。
住宅ローン等の担保権設定も無く、第1抵当順位から1000万円の不動産担保ローンを融資実行しても不動産担保融資掛け目4割弱と融資上限金額以内で問題ありません。

60歳で定年退職して年金生活をしていた近藤様はカードローンとカーローンの月々返済を支給される年金額から捻出することが厳しくなり、A銀行へ500万円の不動産担保おまとめローンを申し込みますが無職で一定収入がない事を理由に融資否決されます。困った近藤様はノンバンクB社へ担保融資申し込みします。ノンバンクB社から担保不動産の担保余力は問題無いが、500万円の融資希望金額に対して支給される年金額だけでは返済収支が立たないと告げられます。ご自身の収入額アップを目的に空家状態の担保不動産をリフォームして収益物件化することを決意した近藤様は、リフォーム費用も含めた1000万円の不動産担保ローンを再度申し込みます。ノンバンクB社の不動産担保現地調査、社内融資稟議、必要書類提出、リフォーム見積書提出、事業計画書の提出、不動産管理業の開業届出等を経て無事に担保融資審査が可決されます。融資金額1000万円、貸出金利6%、返済年数15年、毎月々8万4000円お支払い、返済総額1519万円という内容の不動産担保ローンが融資実行となりました。
リフォームローン利用で不動産管理業開業に関してのまとめです。

・銀行やノンバンク、ローン会社が取り扱う不動産担保ローンを融資利用する際には貸金業社それぞれの融資審査基準をクリアすることが条件だが、資金需要者が無職で表に出る収入が全く無いという状態では担保不動産に担保余力が充分にあっても不動産担保ローンを融資利用することは非常に難しく、融資審査ハードルもかなり高い。
・不動産担保ローンを融資利用するために企業への再就職やパート、アルバイトを開始しても、給与明細書2~3か月分を担保融資審査の必須必要書類としているノンバンクも存在するので、急な資金の必要性を要する資金需要者は時間的拘束を理由に担保ローン自体を諦めてしまうケースもある。
・無職や再就職して間もない方でも空家状態の不動産を所有していて、その空家不動産を収益物件化して不動産管理業を開業するという事業計画であれば、ノンバンクの融資審査は通りやすくなる。



監修
株式会社ABCサニー代表取締役
貸金業務取扱主任者
秋山容吉

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